BLOG⁨⁩ブログ

2026/09/08

ホームページ制作の事例を業種別に比較|同業他社はどんなサイトにしている?

同業他社はどんなサイトを作っている?業種別の事例比較で分かる傾向

業種が違えば、成果の出るホームページの形はまったく違います。

製造業は「技術の証拠」、店舗は「入りやすさ」、士業・医療は「安心感」、美容は「世界観」。

業種ごとに、サイトで見せるべき主役がはっきり分かれているからです。

同業他社の事例を比較する目的は、真似することではなく、この「業種の勝ちパターン」と「他社がやれていない穴」を見つけることにあります。

とはいえ、同業他社のサイトを開いては自社サイトと見比べて、そっとタブを閉じる夜。

「あそこのサイト、うちより立派だな」

「みんなこういう感じにしているけど、正解なの?」

「同じにしたら埋もれるだけでは?」

比較するほど分からなくなるのは、見るべきポイントを決めずに全体の印象だけで見比べているからです。

この記事を読むと、業種別のサイトの傾向と比較の視点が整理でき、「自社は何を真似て、どこで差をつけるか」を自分で判断できるようになります。

【この記事のポイント】

  • 成果が出るサイトの形は業種で異なり、見せるべき主役がそれぞれ違う
  • 同業比較の目的は真似ではなく、勝ちパターンの確認と「穴」の発見
  • 業種の定石7割+自社らしさ3割の配分が、埋もれず外さない現実解

この記事の結論

  • 一言で言うと、業種別比較とは「定石」と「差別化の余地」を同時に探す作業
  • 最も重要なのは、業種の主役(技術・入りやすさ・安心感・世界観)を外さないこと
  • 失敗しないためには、同業3〜5社を同じチェック項目で見比べること
  • 完全な独自路線は、お客様が比較できず選ばれにくくなるリスクがある

業種別に見るホームページ事例の傾向比較

まずは業種ごとの傾向です。

制作現場で日々さまざまな業種のサイトを見ていると、成果につながるサイトの型は業種でかなりはっきり分かれます。

製造業・建設業:主役は「技術の証拠」

BtoBの製造業や建設業のサイトは、信頼感のある青系・紺系のデザインが主流です。

主役になるのは、設備一覧、加工事例、施工実績といった「技術の証拠」。

発注担当者は、かっこよさではなく「この会社に任せて大丈夫か」を確かめに来ているからです。

比較してみると、差が出るのは事例の見せ方です。

写真1枚と品名だけの会社と、課題・工夫・結果まで書いている会社。

問い合わせにつながるのは、明らかに後者です。

発注側は「同じような加工の実績があるか」を具体的に探しているため、事例の説明が詳しいほど検索でも商談でも有利に働きます。

正直なところ、この業種はまだ「事例を丁寧に書く」だけで頭ひとつ抜けられる余地が残っています。

店舗・飲食・美容:主役は「入りやすさ」と「世界観」

飲食店や小売店のサイトは、写真が勝負です。

料理、店内、スタッフ。

初めてのお客様は「どんな雰囲気の店か」「自分が行っても浮かないか」を確認しに来ます。

文章をじっくり読む人は少数派で、写真を数枚見た時点で行くかどうかの気持ちはほぼ固まります。

メニューと価格、営業時間、場所への導線が分かりやすいことも必須条件です。

美容室やサロンは、世界観の統一が主役になります。

色数を絞り、写真のトーンを揃え、ターゲットの年齢層に合わせた雰囲気を作る。

ケースによりますが、この業種は予約導線の分かりやすさで成果が大きく変わります。

経済産業省の電子商取引に関する調査でもネット経由の予約・購入は年々拡大しており、「雰囲気は良いのに予約ボタンが見つからないサイト」は、それだけで機会損失になります。

士業・医療:主役は「安心感」と「人柄」

税理士・行政書士などの士業や、クリニックのサイトは、白ベースにシンプルな構成が定番です。

主役は、代表やスタッフの顔写真と、専門用語をかみ砕いた説明。

相談する側は不安を抱えて検索しているため、「怖くなさそう」「話しやすそう」と感じてもらえるかが分かれ目になります。

この業種の比較で面白いのは、サイトの立派さと選ばれやすさが必ずしも一致しないことです。

立派だけれど専門用語だらけのサイトより、平易な言葉で書かれた素朴なサイトのほうが問い合わせにつながる。

そんな逆転が普通に起きます。

実は、相談者の多くは複数の事務所や医院のサイトを見比べており、最後の決め手は「ここなら話を聞いてもらえそう」という感覚です。

比較するときは、見た目より「初めての人に分かる言葉で書かれているか」を見てください。

同業他社と比較するときの視点と、現場で見た実例

傾向が分かったら、次は比較の実践です。

岐阜県大垣市のともえデザインの制作現場での実例を交えて紹介します。

実例1:同業5社の比較表から「穴」を見つけた岐阜県内の製造業

岐阜県内の製造業のお客様と、リニューアル前に同業5社のサイトを一緒に比較したことがあります。

ただ眺めるのではなく、「事例の詳しさ」「設備情報」「人の見え方」「問い合わせのしやすさ」の4項目で表にしました。

見えてきたのは意外な事実でした。

5社とも設備一覧は充実している。

ところが、若手が働く様子を載せている会社は1社もありませんでした。

「じゃあ、うちは人を見せましょう」

「機械はどこも同じようなものですしね」

「そうです。取引先も採用も、最後は人で選びますから」

設備情報は業種の定石として押さえつつ、現場の人の写真とインタビューを主役級に配置。

公開後、「商談相手に『サイト、雰囲気いいですね』と言われることが増えた」とご報告をいただきました。

比較は、同じ土俵で戦うためではなく、空いている場所を見つけるためにある。

5社見比べる手間はかかりましたが、その表1枚がリニューアルの方針書そのものになりました。

それを実感した事例です。

実例2:「同業のサイトが羨ましい」から始まった愛知県の飲食店

愛知県の飲食店のお客様は、「近隣の人気店のサイトが羨ましい。同じ感じにしてほしい」というご相談から始まりました。

気持ちはよく分かります。

ただ、よく聞くと、その人気店は若者向けの賑やかな業態で、お客様のお店は落ち着いた大人向け。

同じデザインにすれば、既存のお客様が違和感を覚えるのは目に見えていました。

「真似ではなく、あのサイトの何が良いと感じたのかを分解しましょう」とご提案し、話し合った結果、「料理写真の迫力」と「予約のしやすさ」の2点が本質だと分かりました。

その2点だけを取り入れ、色や文体はお店の落ち着いた雰囲気に合わせて設計。

最初は「地味すぎないか」と迷っておられましたが、公開後、「常連さんに『お店らしいサイトだね』と言われた」と納得のご様子でした。

羨ましさの正体を分解する。

分解さえできれば、取り入れるべきものと捨てるべきものは自然に仕分けられます。

比較を活かすとは、そういうことだと思います。

比較するときのチェック項目4つ

同業サイトを比較するときは、次の4項目を同じ基準で見てください。

3〜5社並べると、業種の定石と穴の両方が見えてきます。

1つ目、何が主役に据えられているか。

技術か、人か、世界観か。

業種の定石を確認します。

2つ目、問い合わせ・予約までの動線は何回のタップで着くか。

数えてみると、各社の設計思想の差が数字で分かります。

3つ目、更新されているか。

最終更新日が数年前のサイトは、比較対象から外して構いません。

4つ目、どの会社もやっていないことは何か。

ここが自社の差別化の候補地になります。

なお、費用の面では、一般的な相場として同じ業種でもページ数や撮影の有無で数十万円単位の幅が出ます。

他社サイトの見た目だけで「うちも同じ規模の予算が必要」と思い込まず、自社の主役に予算を集中させるのが賢い配分です。

よくある質問

Q1.同業他社のサイトはどれくらいの数を比較すべきですか?

A1.3〜5社が目安です。

2社では傾向がつかめず、10社見ると判断が鈍ります。

同じチェック項目で表にして見比べるのが効率的です。

Q2.業種の定石通りに作ると、他社と同じになりませんか?

A2.定石7割・自社らしさ3割の配分なら埋もれません。

定石はお客様が比較しやすくするための土台で、差別化は主役の見せ方で作ります。

Q3.他業種のデザインを取り入れるのはアリですか?

A3.アリです。

むしろ差別化の有力な手段になります。

ただし問い合わせ動線など、自業種の定石部分は崩さないことが条件です。

Q4.同業の人気サイトをそのまま真似できますか?

A4.できません。

デザインの模倣は権利面のリスクがあるうえ、業態やターゲットが違えば効果も再現されません。

良いと感じた要素の分解が正解です。

Q5.比較で一番見るべきポイントはどこですか?

A5.問い合わせ・予約までの動線です。

タップ数を数えるだけで各社の設計力が数字で比較でき、自社サイトの改善点も同時に見つかります。

Q6.同業他社よりサイトにお金をかければ勝てますか?

A6.金額だけでは決まりません。

業種の主役を外したサイトは、費用をかけても成果につながりにくいのが実情です。

予算は主役に集中させてください。

Q7.業種別の事例は制作会社選びにも使えますか?

A7.使えます。

自社の業種か近い業種の事例があるか、その事例の狙いを説明できるかは、依頼先を見極める有効な判断材料になります。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • 成果が出るサイトの形は業種で違う。まず自業種の「主役」を押さえる
  • 比較の目的は真似ではなく、定石の確認と「どこも空いている穴」の発見
  • 定石7割+自社らしさ3割、予算は主役に集中が失敗しない配分

同業他社のサイトは、焦りの種ではなく、無料で手に入る最高の研究材料です。

今夜もう一度、同業サイトを3社だけ開いて、今度は4つのチェック項目で見比べてみてください。

漠然とした羨ましさが、「うちはここで勝負する」という具体的な方針に変わるはずです。

比較して見つけた方向性を確かめたくなったら、ともえデザインの無料相談で聞いてみるのも一つの手です。

ホームページ制作の基本を知りたい方へ

ホームページ制作の基本や、成果につながるデザイン・構造について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ホームページ制作とは何か|デザイン性が成果を左右する理由と構造の完全ガイド

 

ホームページデザインをさらに深く知りたい方へ

ホームページで成果を出すには、見た目だけでなく、デザインの役割やブランディングとのつながり、実際の制作事例を理解することが大切です。

気になるテーマから、ぜひご覧ください。

ホームページにおけるデザインの位置づけ
ホームページ制作において、デザインがどのような役割を持つのかを解説します。

ホームページとブランディングの関係
企業や店舗のイメージを伝え、信頼を高めるホームページの考え方を紹介します。

ホームページ制作の事例から学ぶ
実際の制作事例をもとに、成果につながるデザインや構成のポイントを解説します。

 

ホームページのお悩み、無料で相談しませんか?

ホームページ制作やリニューアル、デザイン、集客についてお困りの方は、岐阜県大垣市のTOMOEデザインへご相談ください。

事業の魅力が伝わり、成果につながるデザインをご提案します。

無料相談受付中

電話:070-4209-4760
お問い合わせ:https://tomoe.design/contact/

TOMOEデザイン
〒503-0807 岐阜県大垣市今宿6丁目52-16 ドリームコア406