BLOGブログ
2026/08/31
ホームページ制作のブランディングで店舗ブランドの作り方|ファンが増える?

店の魅力が伝わるブランドを作りたい…ファンが増える店舗ブランディング
ファンが増える店舗ブランドは、「コンセプトの一言化→世界観の統一→体験の発信」の3ステップで作れます。
順番を守ることが最重要です。
総務省の通信利用動向調査ではスマートフォンでのネット利用が8割を超え、初来店の前にホームページやSNSで店を「下見」するのが当たり前になりました。
つまり店舗ブランドの第一印象は、店に入る前のスマホの画面上で決まっています。
とはいえ、いざ自分の店となると手が止まりますよね。
「うちの店の魅力って、一言で言うと何なんだろう」
「インスタは頑張っているけど、サイトは名刺代わりのまま…これでいいの?」
「そもそもブランドって、大きなチェーン店の話じゃないの?」
近所の人気店のサイトを眺めては、自分の店との差にため息をつく。
迷うのは、味や技術といった中身には自信があっても、それを「伝わる形」に変換する手順を教わったことがないからです。
この記事を読むと、個人店や小規模店舗がファンを増やしていくブランドの作り方が3ステップで分かり、今日から何をすればいいかを自分で決められるようになります。
【この記事のポイント】
- 店舗ブランドは「誰のどんな時間のための店か」を一言にするところから始まる
- サイト・店内・SNS・接客の印象がそろうと、お客様の記憶に残りやすくなる
- ファンを増やすのは宣伝ではなく、こだわりの過程と人柄の発信
この記事の結論
- 一言で言うと、店舗ブランドとは「お客様の頭の中にある、あの店らしさ」のこと
- 最も重要なのは、コンセプトを一言に絞り込むこと
- 失敗しないためには、サイトと実店舗の印象をそろえること
- 流行の真似や値引き頼みは、ファンづくりから遠ざかる
ファンが増える店舗ブランドの作り方3ステップ
店舗ブランドというと、ロゴやおしゃれな内装を思い浮かべる方が多いのですが、それは結果として表れる部分です。
ここでは、制作現場で実際に使っている順番で、土台からの作り方を解説します。
ステップ1:コンセプトを「誰のどんな時間のための店か」で一言にする
最初にやるのは、コンセプトの一言化です。
おすすめの型は「誰の、どんな時間のための店か」。
たとえば同じカフェでも、「子育ての合間に一人で息をつく30分のための店」と「打ち合わせに使える静かな仕事場」では、内装も、メニュー表の言葉も、サイトの写真も変わります。
正直なところ、ここで手が止まる店主さんがほとんどです。
「うちはこだわりの珈琲と手作りスイーツの店」のような、商品の説明で止まってしまう。
商品名はコンセプトではありません。
コツは、常連さんの顔を3人思い浮かべること。
あの人は、いつも何曜日の何時に来て、どんな顔で帰っていくか。
その人たちがなぜ通ってくれるのかを言葉にすると、店の輪郭が見えてきます。
全員に好かれようとした瞬間、コンセプトはぼやける。
絞ることを怖がらないのが、最初の関門です。
ステップ2:サイト・店内・SNS・接客の世界観をそろえる
コンセプトが決まったら、お客様との接点すべてを同じ世界観でそろえます。
具体的には、ホームページの配色と写真のトーン、ロゴ、メニュー表の書体、SNS投稿の文体、店頭の看板。
ケースによりますが、優先順位をつけるなら、まず検索で最初に見られるホームページと、来店の決め手になる写真からです。
よくあるのが、サイトはシックで高級感があるのに、実際の店はカジュアルで親しみやすい、という食い違い。
どちらが悪いのではなく、ズレそのものが「思っていたのと違う」という小さな失望を生みます。
逆に、画面で感じた空気と店の空気が一致すると、お客様は初来店なのに「知ってる場所に来た」ような安心感を持ってくれます。
ステップ3:こだわりの過程と人柄を発信し続ける
ファンが増える店は、完成品だけでなく過程を見せています。
仕込みの風景、産地に足を運ぶ理由、失敗作の話、スタッフの何気ない日常。
商品そのものは他店にもありますが、そこに至る物語と人柄は、その店にしかありません。
発信の頻度は、無理のない週1回程度からで十分です。
毎日更新を目指して1か月で燃え尽きるより、細く長く続くほうがブランドは育ちます。
売り込みの投稿ばかりにならないよう、「過程・人柄・お知らせ」を3分の1ずつ混ぜるのが続けるコツです。
なお、発信が苦手な方は、ホームページに「店主のこだわり」ページを1枚作り込んでおくだけでも効果があります。
更新しなくても人柄が伝わる場所を、先に用意しておく考え方です。
店舗ブランディングの実例と、やってはいけないこと
3ステップの流れを、実際の店舗の変化で見てみましょう。
どちらも業種と地域だけを記した匿名の事例です。
実例1:内装は素敵なのにサイトが名刺代わりだったカフェ
可児市のカフェのお客様は、内装に強いこだわりを持つ素敵な店でした。
ところがホームページは、開店時に急いで作った営業時間と地図だけのページ。
「予約サイトとインスタがあるから、サイトはこれでいいかなと思って」と店主さん。
拝見すると、インスタの世界観とサイトの印象がまったくつながっていませんでした。
検索から入った人にはそっけない事務的な店に見え、インスタから入った人には情報が足りない。
入口によって別の店に見えてしまう、もったいない状態です。
リニューアルでは、「季節の庭を眺めながら過ごす午後のための店」というコンセプトを軸に、窓際の光の写真を主役にした構成へ。
文章も、メニューの説明ではなく「過ごし方」が想像できる言葉に変えました。
公開後、店主さんから聞いた変化が印象的でした。
「遠方から来ましたというお客様が増えたんです。サイトの雰囲気のまま、静かに過ごして帰られる方が多くて」
客数の急増ではなく、店に合うお客様が増える。
これが店舗ブランディングの効果の出方です。
合うお客様は滞在中の空気を守ってくれるので、常連さんの居心地も崩れません。
ブランドは新規と常連の両方に効いてくるわけです。
実例2:贈答需要を取り込んだ和菓子店
愛知県の和菓子店のお客様は、地元の常連さんに支えられている一方、新規客が伸びない悩みを抱えていました。
ヒアリングで見つかった強みは、季節の行事に合わせた誂え(あつらえ)の柔軟さ。
そこで「贈る相手の顔を思い浮かべて選ぶ店」という切り口で、サイトを慶事・季節の贈り物中心に再構成しました。
現場でのやり取りは、こんな感じでした。
「うちは昔ながらの店ですから、かっこいいサイトは似合わんですよ」
「かっこよくはしません。のれんの色と包み紙の意匠を、そのまま画面に持ち込みます」
最初は半信半疑だったご主人も、包装の写真が並んだ試作画面を見て、「これはうちの店だわ」と笑ってくれました。
公開後は、電話での進物の相談が少しずつ増え、「サイトで包み紙を見て決めた」というお客様も出てきたそうです。
奇をてらった変身ではなく、店がもともと持っていたらしさを、画面の上でも受け取れるようにしただけ。
それでも新しいお客様との接点は確実に変わりました。
やってはいけない3つのこと
最後に、店舗ブランドを壊しやすい行動を3つ挙げます。
1つ目、流行デザインの丸ごと真似。
参考にするのは良いのですが、コンセプトなしに形だけ真似ると、どこにでもある店に見えます。
2つ目、値引きへの依存。
安さで来たお客様は、より安い店へ移ります。
クーポンを否定はしませんが、初回の入口までにとどめ、通う理由は共感で作るのが原則です。
3つ目、発信の急停止。
更新が半年止まったサイトやSNSは、営業しているかの不安すら与えます。
続けられる頻度設計まで含めてがブランド作りです。
よくある質問
Q1.店舗ブランディングは個人店でも必要ですか?
A1.必要です。
むしろ席数や商圏が限られる個人店ほど、全員ではなく「合うお客様」に選ばれる設計が経営を安定させます。
Q2.ホームページとSNSはどちらを優先すべきですか?
A2.検索の受け皿となるホームページが土台、SNSは拡散と日常発信の役割です。
両方を同じ世界観でそろえることが優先順位より重要です。
Q3.コンセプトはどうやって決めればいいですか?
A3.「誰の、どんな時間のための店か」の型で一言にします。
常連客3人に選ばれている理由を聞くと、材料が集まります。
Q4.店舗のブランディング込みのサイト制作費用はいくらですか?
A4.一般的な相場では、小規模店舗向けで数十万円〜150万円程度と幅があります。
撮影やロゴ調整を含むかで変わるため、内訳の確認が必須です。
Q5.ファンが増えたかどうかは何で判断しますか?
A5.再来店の頻度、指名や紹介の割合、SNSでの言及の3つが目安です。
新規客数だけで判断すると、ブランドの効果を見誤ります。
Q6.写真はプロに頼むべきですか?
A6.主役級の写真だけでもプロ撮影をおすすめします。
店の空気感は写真でほぼ決まり、スマホ撮影との差が最も出る部分だからです。
Q7.効果が出るまでどれくらいかかりますか?
A7.目安は半年〜1年です。
先に客層の変化やお客様の言葉が変わり、数字はその後からついてくるケースが多いです。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- 店舗ブランドは「コンセプト一言化→世界観の統一→過程の発信」の3ステップで作る
- サイトと実店舗の印象がそろうと、初来店でも安心感が生まれファンにつながる
- 流行の真似・値引き依存・発信の急停止はブランドを壊す
店舗ブランディングは、店を大きく見せる作業ではなく、店の本当の姿を伝わる形に整える作業です。
まずは常連のお客様の顔を3人思い浮かべて、通ってくれる理由を書き出してみてください。
その言葉の中に、あなたの店のコンセプトの種があります。
「一言にまとめるのが難しい」と感じたら、ともえデザインの無料相談で一緒に言葉を探してみるのも一つの方法です。
ホームページ制作の基本を知りたい方へ
ホームページ制作の基本や、成果につながるデザイン・構造について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
▶ ホームページ制作とは何か|デザイン性が成果を左右する理由と構造の完全ガイド
ホームページデザインをさらに深く知りたい方へ
ホームページで成果を出すには、見た目だけでなく、デザインの役割やブランディングとのつながり、実際の制作事例を理解することが大切です。
気になるテーマから、ぜひご覧ください。
▶ ホームページにおけるデザインの位置づけ
ホームページ制作において、デザインがどのような役割を持つのかを解説します。
▶ ホームページとブランディングの関係
企業や店舗のイメージを伝え、信頼を高めるホームページの考え方を紹介します。
▶ ホームページ制作の事例から学ぶ
実際の制作事例をもとに、成果につながるデザインや構成のポイントを解説します。
ホームページのお悩み、無料で相談しませんか?
ホームページ制作やリニューアル、デザイン、集客についてお困りの方は、岐阜県大垣市のTOMOEデザインへご相談ください。
事業の魅力が伝わり、成果につながるデザインをご提案します。
無料相談受付中
電話:070-4209-4760
お問い合わせ:https://tomoe.design/contact/
TOMOEデザイン
〒503-0807 岐阜県大垣市今宿6丁目52-16 ドリームコア406