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2026/08/11

ホームページ制作のデザインが見違えるグリッドレイアウトのポイントとは?

レイアウトがごちゃついてまとまらない…グリッドで整える基本

ごちゃついたレイアウトは、グリッドで整えるのが最短の解決策です。

グリッドとは、画面を見えない縦横の線で分割し、要素をその線に沿って配置する設計手法のこと。

ポイントは3つ。

列数を決める、揃える線を決める、例外を1か所に絞る。

この3つを守るだけで、素人っぽさの大半は消えます。

とはいえ、自社サイトを眺めては、どこが悪いのか言葉にできない。

「写真も文章も入れたのに、なぜか散らかって見える」

「プロのサイトと何が違うんだろう」

「センスがないと整えられないのかな」

参考サイトを保存するだけ保存して、結局手が止まる。

そんな状態になるのは、レイアウトの良し悪しがセンスではなく”揃っているかどうか”という技術の問題だと知る機会がないからです。

この記事を読むと、グリッドレイアウトの基本と現場で使われるポイントが分かり、自社サイトのごちゃつきの原因を自分で特定できるようになります。

【この記事のポイント】

  • グリッドは「見えない線に要素を揃える」技術。センス不要で画面が整う
  • 基本は12分割。列数・揃える線・余白幅の3つを最初に決めるのがポイント
  • あえて崩す「例外」は1か所に絞ると、整いと個性を両立できる

この記事の結論

  • 一言で言うと、グリッドレイアウトとは「要素の位置に理由を持たせる」設計法
  • 最も重要なのは、要素の端を揃える基準線を決めて、全ページで守ること
  • 失敗しないためには、12分割グリッドと一定の余白幅から始めること
  • ごちゃつきの原因は要素の多さではなく、揃っていない端にあるケースが多い

ホームページ制作のデザインが見違えるグリッドの基本ポイント3つ

グリッドと聞くと難しそうですが、やることは意外とシンプルです。

制作現場で実際に使われている基本を、3つのポイントに絞って解説します。

ポイント1:画面を12分割して考える

Webデザインの現場では、画面の横幅を12列に分割するグリッドが標準的に使われています。

12が選ばれる理由は、2分割・3分割・4分割・6分割のすべてに対応できる便利な数だからです。

たとえば、サービス紹介を3つ並べるなら4列ずつ。

写真と文章を半々にするなら6列ずつ。

どんな組み合わせでも、列の境界線に要素の端がぴたりと揃います。

新聞や雑誌の紙面が何十年も段組みで作られてきたのと同じで、分割の枠があるからこそ、大量の情報を迷わず配置できるわけです。

正直なところ、閲覧者は12列の線を意識して見ているわけではありません。

それでも、揃っている画面と揃っていない画面の差は、無意識のうちに「きちんとしている」「なんか雑」という印象の差になって伝わります。

人の目は、ずれに敏感なのです。

ポイント2:揃える線を決めて、全ページで守る

グリッドの効果は、1ページだけでなくサイト全体で守ってこそ発揮されます。

見出しの開始位置、写真の左端、ボタンの位置。

ページをまたいでも同じ線に揃っていると、サイト全体に一貫した秩序が生まれます。

よくあるのが、トップページは整っているのに、下層ページや後から追加したページで位置がバラバラになるパターン。

更新のたびに少しずつずれて、気づけば全体がごちゃついて見える。

サイトの「経年劣化」の正体は、実はこの揃えルールの崩壊であることが多いのです。

対策は単純で、揃える線と余白の幅を数値でルール化しておくこと。

「写真の幅は4列分」「セクション間の余白は80ピクセル」のように決めておけば、誰が更新しても秩序が保たれます。

感覚で「だいたいこの辺」と置くのではなく、数値で決めて全員が同じルールを参照する。

地味ですが、これが数年後の見た目を分ける分岐点になります。

ポイント3:崩すなら1か所。例外は主役にだけ許す

グリッドに忠実なだけの画面は、整ってはいるものの、少し退屈に見えることがあります。

そこで使われるのが「あえて崩す」技術です。

一番見せたい写真だけ列をまたいで大きく配置する、キャッチコピーだけ傾ける、といった具合です。

ただし、崩すのは1画面に1か所まで。

例外が2か所、3か所と増えると、そこはもうグリッドが機能していない画面です。

整った背景があるからこそ、たった1つの例外が視線を独占できる。

全員が制服の教室で、1人だけ私服なら目立つのと同じ構図です。

ケースによりますが、コーポレートサイトなら崩しゼロでも十分成立します。

崩しは個性を出したいときの調味料程度に考えるのが安全です。

なお、総務省の通信利用動向調査ではスマートフォンでのインターネット利用が8割を超えており、スマホでは12列のグリッドが1〜2列に組み替わります。

パソコンで整っていてもスマホで崩れることは珍しくないので、確認は必ず両方の画面で行ってください。

ごちゃつきをグリッドで解消した現場の実例と実践手順

理屈が分かっても、「自社サイトのどこから手をつけるか」が次の壁ですよね。

ここからは、岐阜県大垣市のともえデザインが現場で経験した事例と、実践の手順を紹介します。

実例1:要素を減らさず「揃えただけ」で見違えた士業サイト

岐阜県内の士業事務所のお客様から、「サイトが古い、素人が作った感じがすると言われた」というご相談を受けたことがあります。

拝見すると、写真の幅がページごとにまちまちで、見出しの開始位置も微妙にずれていました。

内容そのものは、しっかり書き込まれていたのです。

問題は中身ではなく、置き方。

惜しい状態でした。

そこで、12分割グリッドを設定し、すべての要素の端を列の線に揃え直しました。

文章も写真も、ほぼそのまま。

公開後、お客様から「同業の集まりで『サイト、作り直したの?きれいになったね』と言われた」とご連絡をいただきました。

削ったのではなく、揃えただけ。

ごちゃつきの原因が要素の多さではなく、端の不揃いだったことを示す典型例です。

実例2:「個性がなくなるのでは」と迷った雑貨店

愛知県の雑貨店のお客様は、グリッドの説明を聞いて不安そうでした。

現場でのやり取りは、こんな感じでした。

「きっちり揃えると、うちらしい手作り感が消えませんか?」

「揃えるのは骨組みだけです。個性は写真と言葉で出せますよ」

「うーん…でも整いすぎたら、量販店みたいにならないかな」

そこで、基本はグリッドに揃えつつ、看板商品の写真1枚だけ列をまたいで大胆に配置した案を作りました。

並べて見ていただくと、「あ、整っているのに、ちゃんとうちっぽい」と表情が変わりました。

最初は半信半疑だったお客様が、公開後には「お客様から『サイト見て、お店の雰囲気が伝わった』と言われることが増えた」と話してくださいました。

グリッドは個性を消す枠ではなく、個性を引き立てる土台。

その順番を実感していただけた事例です。

自社サイトをグリッドで見直す3ステップ

実践は、次の順番で進めると迷いません。

1つ目、現状のずれを可視化する。

サイトのスクリーンショットに定規アプリなどで縦線を引き、要素の端がどれだけばらけているかを確認します。

5か所以上ずれていたら、整理のサインです。

印刷して赤ペンで線を引く原始的な方法でも十分機能します。

2つ目、列数と余白幅を決める。

基本は12分割。

セクション間の余白も数値で固定します。

3つ目、主役を1つ決めて、崩すかどうか判断する。

迷ったら崩さない。

整えるだけで印象は十分変わります。

制作会社に依頼する場合も、この視点は役立ちます。

提案されたデザイン案に対して「どんなグリッドで組んでいますか」と聞いてみてください。

根拠を説明できる会社は、更新後も崩れにくい設計をしてくれる可能性が高いです。

よくある質問

Q1.グリッドレイアウトとは何ですか?

A1.画面を見えない縦横の線で分割し、要素をその線に揃えて配置する設計手法です。

Web業界では12分割が標準的で、整った印象を技術的に作れます。

Q2.グリッドを使うと、どのサイトも同じに見えませんか?

A2.骨組みが同じでも、色・写真・文字で印象は大きく変わります。

むしろ土台が整うぶん、個性を出す要素が引き立ちます。

Q3.センスがなくてもレイアウトは整えられますか?

A3.整えられます。

グリッドは「揃っているか」という技術の話で、感覚に頼る部分は最小限です。

列数と余白を数値で決めれば再現できます。

Q4.スマホ表示でもグリッドは必要ですか?

A4.必要です。

スマホでは1〜2列に組み替わりますが、揃える考え方は同じです。

ネット利用の8割超がスマホの今、スマホでの確認は必須です。

Q5.グリッドを崩すのはありですか?

A5.ありですが、1画面に1か所までが目安です。

主役の写真やコピーだけに限定すると、整いと個性を両立できます。

Q6.今のサイトをグリッドに沿って直すだけの依頼はできますか?

A6.多くの制作会社で対応可能です。

ただし範囲によってはリニューアル扱いになるため、複数社に相談して進め方と費用を比較するのがおすすめです。

Q7.レイアウト調整の費用はどれくらいかかりますか?

A7.一般的な相場では、数ページの調整なら数万円〜、サイト全体の再設計は数十万円規模になることもあります。

対象範囲を絞って見積もりを取ると比較しやすいです。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • ごちゃつきの正体は要素の多さではなく「端の不揃い」。グリッドで解決できる
  • 基本は12分割。列数・揃える線・余白幅を数値で決めて全ページで守る
  • 崩すなら主役1か所だけ。迷ったら崩さないのが安全

レイアウトは、センスではなく揃える技術です。

まずは自社サイトのスクリーンショットに縦線を1本引いて、端がどれだけ揃っているか眺めてみてください。

ずれが見えた瞬間、直すべき場所も見えてきます。

「うちのサイト、グリッドから直すべき?」と迷ったら、ともえデザインの無料相談で現状診断だけ受けてみるのも一つの手です。

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