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2026/09/15
ホームページ制作の事例でフォント変更を比較|書体だけで読みやすさが激変?

フォントを変えると何が変わる?変更前後の比較で分かる差
フォントの変更で変わるのは、読みやすさ・印象・滞在時間の3つです。
本文はゴシック体、サイズは16px前後、行間は1.7〜1.8倍。
この基準に揃えるだけで、スマホでの読みやすさは大きく改善します。
逆に、明朝体の小さい文字を詰めて並べたサイトは、内容が良くても途中で閉じられがちです。
とはいえ、フォントの違いと言われても、正直ピンと来ませんよね。
「書体なんてどれも同じに見えるけど」
「わざわざお金をかけて変える価値あるの?」
「うちのサイトのフォント、そもそも何が使われてるんだろう」
迷うのは自然なことで、フォントは配色と違って「なんとなく読みにくい」という無自覚な違和感として現れるため、問題に気づきにくいのです。
この記事を読むと、フォント変更の前後で実際に何が変わったのかが事例で分かり、自社サイトのフォントを変えるべきかどうかを自分で判断できるようになります。
【この記事のポイント】
- フォント変更の効果は「読みやすさ」「ブランド印象」「滞在時間」の3つに現れる
- 本文はゴシック体16px前後・行間1.7〜1.8倍が読みやすさの基準値
- 書体の系統を変えると、同じ文章でもサイトの人格が変わって見える
この記事の結論
- 一言で言うと、フォントは「サイトの声のトーン」。変えると同じ内容でも伝わり方が変わる
- 最も重要なのは、本文の読みやすさを最優先し、個性は見出しで出すこと
- 失敗しないためには、変更後に必ずスマホの実機で読み比べること
- デザイン性の高いフォントを本文に使うと、読みやすさが犠牲になりやすい
フォント変更の前後で何が変わった?制作現場の比較事例
「書体だけでそんなに変わるのか」という疑問には、実例で答えるのが一番早いと思います。
岐阜県大垣市のともえデザインが実際に対応した、フォント変更の事例を2つ紹介します。
実例1:岐阜県の士業事務所|明朝体からゴシック体に変えて「最後まで読める」サイトに
岐阜県内の士業事務所のお客様から、「サイトの文章は自信があるのに、問い合わせにつながらない」というご相談を受けました。
拝見すると、本文がすべて細い明朝体で、文字サイズは14px、行間も詰まり気味。
パソコンでは格調高く見えるのですが、スマホで読むと目が滑る状態でした。
行ったのは、本文をゴシック体16pxに変更し、行間を1.8倍に広げただけ。
文章そのものは一文字も変えていません。
変更後、アクセス解析ではページの読了率とサービス案内ページへの回遊が目に見えて改善しました。
お客様からは「相談に来た方が『サイト、全部読みました』と言ってくれるようになった」と伺いました。
正直なところ、文章の中身より先に、文字の読みやすさが門番になっていた事例です。
補足すると、このお客様は当初「明朝体をやめると格が下がる気がする」と最後まで迷われていました。
そこで、見出しと事務所名の部分にだけ明朝体を残す折衷案をご提案。
上品さの印象は見出しで保ちつつ、本文は読みやすさに全振りする。
結果的に「どちらも諦めずに済んだ」と納得いただけました。
書体の変更は、ゼロか百かで考えなくていいのです。
実例2:可児市のカフェ|かわいい手書き風フォントをやめたら予約が動いた
可児市のカフェのお客様は、開業時にご自身で作ったサイトで、全文に手書き風のかわいいフォントを使っていました。
世界観としては素敵なんです。
ただ、メニューや営業時間まで手書き風のため、肝心の情報が読み取りにくい。
現場でのやり取りは、こんな感じでした。
「手書きフォントは残したいんです。うちらしさなので」
「分かります。なら見出しとロゴ周りだけに残して、本文と営業時間は読みやすいゴシックにしませんか」
「えっ、混ぜていいんですか?」
「役割を分ければ、むしろ手書きの部分が引き立ちますよ」
変更後、ネット予約の件数が伸び、「営業時間を電話で聞かれることが減った」という変化も。
かわいさを捨てずに、読みやすさを取り戻した比較事例です。
よくあるのが、この方のように「個性か読みやすさか」の二択で悩むケースですが、実際には見出しと本文で役割分担すれば両立できます。
比較で分かった、変更前後の差が大きい3つのポイント
2つの事例を変更前後で比較すると、差が大きく出たのは次の3点でした。
1つ目は、スマホでの読了率。
文字が読みやすくなると、途中離脱が減り、最後まで読まれるようになります。
2つ目は、情報の伝達速度。
営業時間や料金など「探して読む情報」は、装飾のない書体のほうが圧倒的に速く伝わります。
3つ目は、ブランド印象。
明朝体は上品・堅実、ゴシック体は親しみ・現代的、丸ゴシックは柔らかさ。
同じ文章でも、書体の系統が変わると受ける印象が変わります。
総務省の通信利用動向調査ではスマートフォンでのネット利用が主流となっており、比較の基準は常に「スマホで読みやすいか」に置くべきです。
自社サイトのフォントを変えるべきか?判断の目安と進め方
事例を見て「うちも変えたほうがいいのかな」と思ったら、次の基準で確認してみてください。
変えるべきサイトと、そのままでいいサイトがあります。
変更を検討すべきサイトの3つのサイン
1つ目のサインは、本文の文字サイズが15px以下であること。
スマホで拡大しないと読めないサイズは、それだけで離脱の原因になります。
2つ目は、本文にデザイン性の強いフォントを使っていること。
手書き風・極細・装飾系の書体が本文に使われていたら、見出し専用に格下げするのが基本です。
3つ目は、ページによって書体がバラバラなこと。
実は、これが一番多いパターンです。
更新を重ねるうちに書体が増え、統一感が失われていく。
サイト全体で本文用と見出し用の2系統に絞るだけで、見た目の整い方が変わります。
変更の費用感と、失敗しない依頼の仕方
フォント変更の費用は、一般的な相場では、サイト全体の書体設定を整える程度なら数万円程度から。
有料のWebフォントを導入する場合は、別途年間の利用料がかかるケースがあります。
配色変更と同じく、フルリニューアルに比べれば小さな投資で試せる施策です。
依頼するときのコツは、「おしゃれなフォントにしてください」ではなく、「スマホで読みやすくしたい」「上品な印象に寄せたい」と目的で伝えること。
実は、フォント名を指定されるより、目的を伝えてもらったほうが提案の精度は上がります。
同じ「読みやすく」でも、客層が20代か60代かで最適な答えは変わるからです。
ケースによりますが、目的が明確なら、制作会社は書体・サイズ・行間・字間をセットで提案してくれます。
フォント名の指定より、目的の共有。
これが失敗しない依頼の仕方です。
迷ったときの読み比べテスト
どの書体にすべきか迷ったら、同じ文章を2つの書体で組んで、スマホで読み比べてみてください。
確認するのは3点。
30秒読み続けて目が疲れないか。
一番伝えたい情報が3秒で見つかるか。
自社の雰囲気と合っているか。
社内の複数人で読み比べると、意見が割れることもあります。
その場合は、ターゲットに年齢が近い人の感覚を優先してください。
若い社員には読めても、主要客層の年配のお客様には小さすぎる。
そんなズレは、現場で本当によく起きています。
もう1つ、意外と見落とされるのが太さの調整です。
同じゴシック体でも、細めなら繊細で上品に、太めなら力強く元気な印象になります。
書体を変えるほどではないけれど印象を微調整したい。
そんなときは、太さと行間だけ見直すという選択肢もあることを覚えておいてください。
よくある質問
Q1.フォントを変えるだけで売上や問い合わせは変わりますか?
A1.直接ではなく間接的に効きます。
読了率や回遊が改善し、その先の問い合わせにつながる構図です。
本文が読みにくいサイトほど変更の効果は大きく出ます。
Q2.本文に最適なフォントサイズはどれくらいですか?
A2.スマホ基準で16px前後が目安です。
15px以下は読みにくさを感じる人が増えます。
行間は文字サイズの1.7〜1.8倍を推奨します。
Q3.明朝体とゴシック体はどちらがいいですか?
A3.本文はゴシック体が無難です。
画面表示では明朝体の細い線がかすれやすいためです。
明朝体は見出しや世界観づくりに部分使用すると効果的です。
Q4.無料フォントと有料フォントで差はありますか?
A4.現在は無料のフォントでも品質の高い選択肢が豊富にあります。
一般的なサイトなら無料で十分なケースが多数派です。
独自性を求める場合に有料を検討してください。
Q5.フォントの種類はいくつまで使っていいですか?
A5.本文用と見出し用の2系統までが基本です。
3種類以上使うと、ページ全体の統一感が崩れやすくなります。
Q6.フォント変更はどれくらいの期間でできますか?
A6.サイト全体の書体設定の変更だけなら数日程度が目安です。
バナー画像内の文字も直す場合は、画像点数に応じて長くなります。
Q7.変更後に読みにくくなったらどうすればいいですか?
A7.元の設定に戻すことは技術的に可能です。
変更前の設定を記録しておいてもらえば、比較検証もしやすくなります。
公開前にスマホ実機での確認を必ず挟んでください。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- フォント変更は「読みやすさ・印象・滞在時間」を変える、費用対効果の高い施策
- 本文はゴシック体16px前後・行間1.7〜1.8倍。個性は見出しで出すのが基本
- 判断に迷ったら、スマホ実機で読み比べ、ターゲットに近い人の感覚を優先する
フォントは、サイトの中で最も面積が大きいのに、最も見過ごされているデザイン要素です。
まずは自社サイトをスマホで開いて、30秒読み続けてみてください。
少しでも目が疲れると感じたら、それが変更のサインです。
「うちの書体、これでいいのかな」と迷ったら、ともえデザインの無料相談で読みやすさの診断だけ受けてみるのも一つの手です。
ホームページ制作の基本を知りたい方へ
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