BLOG⁨⁩ブログ

2026/08/07

ホームページ制作のデザインを格上げするフォントの種類|ブランドに合う書体は?

どの書体ならブランドに合うのか分からない…フォントで世界観を伝える方法

フォントの種類は、大きく4つに整理できます。

明朝体は上品・伝統・信頼、ゴシック体は現代的・機能的、丸ゴシック体は親しみ・柔らかさ、デザイン書体は個性・世界観。

ブランドに合う書体は、この4分類と「伝えたい印象」を突き合わせれば決められます。

選び方の軸は、好みではなく「お客様にどう感じてほしいか」。

軸が決まれば、候補は2〜3書体まで一気に絞れます。

とはいえ、フォント一覧を眺めていると、どれも良く見えてきませんか。

「うちのブランドっぽい書体って、どれなんだろう」

「おしゃれなフォントにしたいけど、奇抜になるのは怖い」

「そもそも書体で印象なんて変わるの?」

迷うのは、書体の種類と印象の対応関係を知らないまま、膨大な選択肢を前にしているからです。

この記事を読むと、フォント4分類それぞれの得意な世界観と、自社ブランドに当てはめる手順が分かり、書体選びを根拠を持って進められるようになります。

【この記事のポイント】

  • フォントは明朝・ゴシック・丸ゴシック・デザイン書体の4分類で考えると迷わない
  • 書体は「ブランドの人格」。伝えたい印象を言葉にしてから選ぶと外さない
  • 世界観は見出しの書体で作り、本文は読みやすさ優先で支えるのが実務の型

この記事の結論

  • 一言で言うと、フォントとはブランドの「声色」であり、書体で話し方が変わる
  • 最も重要なのは、伝えたい印象を先に3つの言葉にしてから書体を選ぶこと
  • 失敗しないためには、見出しに個性・本文に可読性という役割分担を守ること
  • 迷ったら、ロゴの書体と系統を揃えると統一感が生まれる

フォントの種類4分類と、それぞれが伝えるブランドの印象

同じ文章でも、書体が変わると読者が受け取る「声」が変わります。

まずは4つの分類ごとに、得意な印象と向いているブランドを整理します。

明朝体:上品・伝統・信頼を語る書体

明朝体は、筆文字の流れを受け継いだ、とめ・はね・払いのある書体です。

連想されるのは、上品さ、伝統、誠実さ、和の世界観。

老舗の和菓子店、旅館、士業、高級路線のサロンなど、「格」を伝えたいブランドと好相性です。

正直なところ、明朝体を見出しに使うだけで、サイトの印象は一段落ち着きます。

価格帯の高い商品やサービスほど、明朝体の効果は分かりやすく出ます。

ただし線が細いため、スマホの本文には不向きです。

長文を明朝体で組むと、小さな画面では途端に読みにくくなります。

明朝体は見出しやキャッチコピーで世界観を作る役に回し、本文は読みやすい書体で支える。

この役割分担が実務の基本形です。

ゴシック体:現代的・機能的・信頼を支える書体

ゴシック体は線の太さが均一で、画面での可読性に優れた書体です。

連想されるのは、現代的、機能的、まじめ、クリーン。

IT企業、製造業、医療、コーポレートサイト全般と、守備範囲の広さは4分類で随一です。

よくあるのが、「無難すぎて個性が出ないのでは」という心配です。

実はゴシック体の中にも表情の幅があります。

角の処理がシャープなものは先進的に、ふところの広いものはおおらかに見えます。

太いウェイトは力強く、細いウェイトは繊細で洗練された印象に。

同じゴシック体でも、選び方と太さの使い分けで十分に個性は出せます。

丸ゴシック体とデザイン書体:親しみと個性を出す書体

丸ゴシック体は、角を丸めた柔らかい書体です。

連想は、親しみ、安心、優しさ。

保育園、動物病院、子ども向け教室、地域密着の店舗など、距離の近さを伝えたいブランドに向きます。

デザイン書体は、手書き風やレトロ調など個性の強い書体の総称です。

世界観の演出力は4分類の中で最も高い反面、多用すると読みにくく、飽きも早い。

数年後に見ると流行遅れに感じやすいのも、この分類の弱点です。

ケースによりますが、ロゴやメインビジュアルの数文字に限定して使うのが安全圏です。

カフェや雑貨店のサイトで、手書き風書体がワンポイントだけ効いている。

ああいう「効かせる使い方」が理想形です。

ブランドに合う書体を選ぶ手順と、現場で見た実例

分類が分かっても、自社への当てはめでは迷いが出ますよね。

ここからは、岐阜県大垣市のともえデザインが実際に使っている手順と、2つの現場エピソードを紹介します。

手順は3ステップ:言葉にする→分類を選ぶ→絞って比較する

1ステップ目、ブランドの印象を3つの言葉にします。

「上品・伝統・丁寧」なのか、「親しみ・元気・気軽」なのか。

社内で意見が割れたら、理想のお客様を1人思い浮かべ、その人にどう見られたいかで決めます。

ここを飛ばして書体一覧を見始めると、必ず迷子になります。

2ステップ目、3つの言葉に合う分類を選びます。

上品・伝統なら明朝体、現代的・信頼ならゴシック体、親しみなら丸ゴシック体、という対応です。

3つの言葉が複数の分類にまたがる場合は、見出しと本文で分類を分ける手もあります。

3ステップ目、その分類の中から2〜3書体に絞り、同じ見出し文を打ち込んで並べて比較します。

社名やキャッチコピーなど、実際にサイトへ載せる言葉で比べるのがコツです。

サンプル文では良く見えた書体が、自社の社名だと印象が違う、ということが実際にあります。

実例1:可児市の製造業、「まじめさ」と「先進性」の間で迷った話

可児市の製造業のお客様は、リニューアルにあたって「堅実さは残しつつ、古くさい会社に見られたくない」というご要望でした。

打ち合わせでは、こんなやり取りになりました。

「今のサイト、書体が古いんですかね?」

「書体というより、太いゴシックだけで組まれているのが原因です。力強い反面、少し窮屈に見えます」

「じゃあ細くすればいいんですか?」

「見出しは太いまま、本文と余白を軽くしましょう。同じ書体の太さ違いで整理する方法です」

最初は「それだけで変わるのかな」と半信半疑のご様子でした。

完成後に新旧を並べると、「同じ会社のサイトとは思えないですね」と笑っておられました。

書体を替えるのではなく、太さの設計で印象を変える。

ゴシック体の底力を感じた案件でした。

実例2:岐阜県内の和食店、明朝体を活かして世界観を作った話

岐阜県内の和食店のお客様は、「落ち着いた大人のお店だと伝えたい」というご希望でした。

選んだのは、見出しに端正な明朝体、本文に細めのゴシック体という組み合わせです。

料理写真の余白に、明朝体の短いコピーを一行だけ置く構成にしました。

実は当初、お客様は「達筆な筆文字風の書体」をご希望でした。

ただ、筆文字風は読み手を選び、価格やコース名の誤読も起きやすい書体です。

迷った末に、筆文字はロゴの一文字だけに残し、他は明朝体で整える折衷案に落ち着きました。

公開後しばらくして、「初めてのお客様に『サイトの雰囲気で選びました』と言われた」とご連絡をいただきました。

記念日利用の予約が増えたそうです。

書体そのものは特別なものではありません。

明朝体の「格」を、余白と写真で引き立てただけ。

フォントは単体ではなく、組み合わせ全体で世界観を作るのだと実感できる事例でした。

なお、Googleなどが無料提供するNoto Sansのような書体は、日本語の品質が高く商用利用も可能で、実務での採用例が非常に多い選択肢です。

総務省の通信利用動向調査でもスマホ利用が8割を超えており、どの書体を選ぶにしても、最終確認はスマホの実機で行ってください。

よくある質問

Q1.フォントの種類は結局いくつ覚えればいいですか?

A1.明朝体・ゴシック体・丸ゴシック体・デザイン書体の4分類で十分です。

この4つと印象の対応を押さえれば、実務の書体選びには対応できます。

Q2.ブランドに合う書体はどうやって決めればいいですか?

A2.伝えたい印象を3つの言葉にし、対応する分類から2〜3書体に絞って比較します。

実際に載せる社名やコピーで見比べるのが決め手になります。

Q3.ロゴとサイトの書体は揃えるべきですか?

A3.完全に同じにする必要はありませんが、系統は揃えると統一感が出ます。

明朝系ロゴにはセリフの雰囲気を、ゴシック系ロゴには同系の書体が合わせやすいです。

Q4.無料フォントと有料フォントで品質は違いますか?

A4.無料でも高品質な書体は多く、Noto Sansなどは商用サイトで広く使われています。

有料書体は個性や字種の豊富さで有利ですが、まず無料で十分なケースが多数派です。

Q5.デザイン書体はどこまで使っていいですか?

A5.ロゴやメインコピーなど、数文字〜一行のワンポイントに限定するのが安全です。

本文や案内文への使用は、読み間違いのもとになるため避けてください。

Q6.書体の変更だけでブランドの印象は本当に変わりますか?

A6.変わります。

ただし書体単体ではなく、太さ・余白・写真との組み合わせで効果が決まります。

見出し書体の変更と余白調整をセットで行うのが効果的です。

Q7.フォント選びを制作会社に任せる場合、何を伝えればいいですか?

A7.伝えたい印象の言葉3つと、好きなサイト・避けたい雰囲気の例を伝えてください。

料金は一般的な相場で、書体設計は制作費に含まれることが多いですが、有料書体は別途利用料がかかる場合があります。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • フォントは4分類×印象の対応で選ぶ。明朝=格、ゴシック=現代的、丸ゴ=親しみ、デザイン書体=個性
  • 先に印象を3つの言葉にしてから書体を絞ると迷子にならない
  • 世界観は見出しで、本文は可読性で。役割分担がブランドを支える

書体は、ブランドの声色です。

まずは自社の印象を3つの言葉に書き出し、今のサイトの書体がその言葉と合っているかを見比べてみてください。

ズレを感じたら、それが格上げのチャンスです。

「うちのブランドにはどの系統が合う?」と迷ったら、ともえデザインの無料相談で書体の方向性だけ確認してみるのも一つの手です。

ホームページ制作の基本を知りたい方へ

ホームページ制作の基本や、成果につながるデザイン・構造について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ホームページ制作とは何か|デザイン性が成果を左右する理由と構造の完全ガイド

 

ホームページデザインをさらに深く知りたい方へ

ホームページで成果を出すには、見た目だけでなく、デザインの役割やブランディングとのつながり、実際の制作事例を理解することが大切です。

気になるテーマから、ぜひご覧ください。

ホームページにおけるデザインの位置づけ
ホームページ制作において、デザインがどのような役割を持つのかを解説します。

ホームページとブランディングの関係
企業や店舗のイメージを伝え、信頼を高めるホームページの考え方を紹介します。

ホームページ制作の事例から学ぶ
実際の制作事例をもとに、成果につながるデザインや構成のポイントを解説します。

 

ホームページのお悩み、無料で相談しませんか?

ホームページ制作やリニューアル、デザイン、集客についてお困りの方は、岐阜県大垣市のTOMOEデザインへご相談ください。

事業の魅力が伝わり、成果につながるデザインをご提案します。

無料相談受付中

電話:070-4209-4760
お問い合わせ:https://tomoe.design/contact/

TOMOEデザイン
〒503-0807 岐阜県大垣市今宿6丁目52-16 ドリームコア406