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2026/06/27

UI・UXを高めるホームページ制作!使いやすさが成果を生む理由とは

「デザインは悪くないはずなのに、なぜかホームページから問い合わせが来ない」。そんなお悩みの多くは、UI・UX、つまり「使いやすさ」に原因が隠れています。その正体は、訪問者が目的にたどり着くまでの小さなストレスの積み重ねであることがほとんどです。

結論からお伝えすると、ホームページの成果を決めるのは見た目の美しさそのものではなく、訪問者が迷わず、ストレスなく目的を達成できる「使いやすさ」の設計です。ボタンの位置、文字の読みやすさ、情報を探す動線、スマートフォンでの操作感。これらが噛み合ったとき、訪問者は自然と問い合わせや購入といった行動へ進みます。逆に、たった一つの「押しにくいボタン」が、成果への最後の一歩を止めてしまうこともあるのです。

この記事では、UI・UXとは何かという基本から、成果につながる具体的な設計の考え方、そして自社サイトを見直すための実践的なチェックポイントまでを、ホームページ制作の現場目線で丁寧に解説します。専門知識がなくても今日から確認できる観点を中心にまとめました。

UI・UXとは何か、なぜ成果を左右するのか

まずは言葉の意味と、それがビジネスの成果とどう結びつくのかを整理します。用語の定義そのものよりも、「訪問者の体験全体を設計する」という発想が大切です。「自分が初めてそのお店を訪ねたとき、気持ちよく用事を済ませられるか」を画面上で再現することだと捉えてください。

UIとUXの違いをシンプルに理解する

UI(ユーザーインターフェース)とは、訪問者が実際に目にし、触れる部分のことです。ボタン、メニュー、文字、色、レイアウト、フォームなど、画面上に見えている要素すべてが該当します。実店舗でいえば、入口の看板や商品棚の並べ方といった「目に見える設え」にあたります。

一方のUX(ユーザーエクスペリエンス)は、そのサイトを通じて訪問者が得る「体験全体」を指します。目的の情報にすぐたどり着けたか、問い合わせがスムーズにできたか、閲覧していて心地よかったか。こうした感情や満足度まで含めた広い概念です。店舗にたとえるなら、「入りやすく、目当ての商品がすぐ見つかり、気持ちよく買い物を終えられた」という一連の満足感です。

つまりUIはUXを構成する一部であり、優れたUIの積み重ねが良質なUXを生みます。ボタンが押しやすい(UI)から、迷わず問い合わせできた(UX)、という関係で捉えると分かりやすいでしょう。ここで大切なのは、UIを一つひとつ磨いても、全体の流れが整っていなければUXは良くならないという点です。個々の部品の美しさよりも、訪問者が最初から最後まで気持ちよく進めるかを見ることが求められます。

使いにくさが機会損失に直結する理由

訪問者は、少しでも「使いにくい」「分かりにくい」と感じた瞬間に、迷わず離脱します。インターネット上には代わりの選択肢がいくらでもあるため、我慢して使い続けてくれる理由がないからです。実店舗なら店員に聞ける場面でも、ウェブでは黙って戻るボタンを押されて終わりです。

たとえば次のような状況では、訪問者は静かにページを閉じてしまいます。

・スマートフォンで見ると文字が小さすぎて読めない
・電話番号や問い合わせボタンがどこにあるか分からない
・知りたい情報にたどり着くまで何度もクリックが必要
・ページの表示に時間がかかり、待たされる
・情報量は多いのに、結局「自分に関係あるのか」が分からない

いずれも「あと一歩」で問い合わせにつながったはずの訪問者を逃す、典型的な機会損失です。せっかく広告費や労力をかけて集めたアクセスも、受け皿となるサイトが使いにくければ成果には変わりません。集客に力を入れる前に、まず受け皿の使いやすさを整えることが、費用対効果を高める近道になります。

検索エンジンとAIも「使いやすさ」を評価する

UI・UXの改善は、訪問者だけでなく検索エンジンからの評価にも関わります。Googleは、表示速度やスマートフォン対応、操作の安定性といった「ページ体験」に関わる指標を評価の要素として重視しています。使いやすいサイトは、結果として検索での見つけられやすさにもつながるのです。つまり、訪問者のために整えた使いやすさが、そのまま新しい訪問者を呼び込む力にもなるという好循環が生まれます。

近年はAIが情報を要約して回答する場面も増えました。構造が整理され、見出しや文章が分かりやすいサイトは、人にとってもAIにとっても内容を理解しやすくなります。使いやすさを追求する姿勢は、あらゆる入り口からの評価を底上げすると考えてよいでしょう。

成果を生むUI・UX設計の基本的な考え方

ここからは、実際に成果へつながるサイトを設計するうえで押さえておきたい考え方を紹介します。奇抜なアイデアよりも、基本を丁寧に積み上げることが遠回りのようで最短の道です。いずれも大がかりな作り直しをせず、既存サイトの見直しにそのまま応用できます。

「誰が」「何のために」訪れるかを起点にする

優れたUXは、必ず「訪問者は誰で、何を求めているのか」という問いから始まります。同じ業種のサイトでも、来てほしいお客様像が違えば、最適な設計はまったく変わります。

たとえば地域の工務店であれば、「近くで信頼できる会社を探している人」が、施工事例や対応エリア、問い合わせ方法をすぐ確認できることが重要です。同じ飲食店でも、「今夜の予約先を探している人」向けなら営業時間と予約ボタンを最優先に、「宴会の幹事」向けならコース内容と個室情報を前面に、と設計は変わります。

自社が伝えたいことを並べるのではなく、訪問者が知りたい順番で情報を配置する。この視点の転換が、使いやすさの出発点になります。来てほしいお客様を一人思い浮かべ、その人が抱く「知りたいこと」「不安なこと」を書き出し、その順番でトップページを並べ替えるだけでも、伝わり方は大きく変わります。

迷わせない導線とわかりやすい情報設計

訪問者を目的地までスムーズに導くには、サイト全体の「導線」を意識した設計が欠かせません。導線とは、トップページから問い合わせや購入といったゴールまでの、訪問者がたどる道すじのことです。道に迷わせないという点では、案内看板が要所に置かれた分かりやすい建物と同じ発想です。

導線を整えるうえで有効な考え方を挙げます。

  1. 主要な行動への入り口を常に見えるようにする ― 問い合わせや電話のボタンを、どのページでも分かりやすい位置に置きます。スマートフォンなら画面下部に固定しておくと、読み進めた勢いのまま行動につなげやすくなります。
  2. 情報をグループにまとめる ― 関連する内容を同じカテゴリに整理し、探す手間を減らします。メニュー名は社内用語ではなく、お客様が使う言葉に合わせることが大切です。
  3. 今どこにいるかを分かるようにする ― パンくずリストや明確なメニューで、現在地を示します。迷子になった訪問者は、戻る努力をせずに離脱してしまいます。
  4. 1画面に情報を詰め込みすぎない ― 余白を活かし、要点が伝わるようにします。一度にすべてを見せるより、次に見てほしいものへ視線を誘導する意識が有効です。

情報を減らすことは不安に感じるかもしれませんが、実際には「何を見せないか」を決めることが、伝えたいことを際立たせる近道になります。あれもこれもと並べたトップページよりも、一番伝えたい強みが一つはっきり立っているページの方が、訪問者の記憶に残りやすいのです。

スマートフォンでの体験を最優先する

現在、多くの業種でホームページへのアクセスの半分以上がスマートフォンからと言われ、業種によってはさらに高い割合になることも珍しくありません。だからこそ、スマートフォンでの使いやすさを最優先に設計する姿勢が求められます。作り手はパソコンの大きな画面で確認しがちですが、実際のお客様の多くは手のひらの小さな画面で見ている、という前提を忘れてはいけません。

パソコンの画面では快適でも、スマートフォンでは文字が小さい、ボタンが押しにくい、横スクロールが発生する、といった問題は頻繁に起こります。指で操作することを前提に、ボタンには十分な大きさと間隔を持たせ、文章は短めの段落で区切ることが大切です。隣り合うリンクが近すぎて誤タップを誘う、電話番号が画像でタップ発信できない、といった見落としも起こりがちです。

小さな画面でこそ、情報の優先順位づけがはっきりと成果に表れます。パソコンでは横に並ぶ情報も、スマートフォンでは縦一列になります。そのとき「最初に目に入る一画面」に何を置くかで、訪問者が読み進めるか離脱するかが決まると言っても過言ではありません。

自社サイトを見直す実践チェックポイント

考え方を理解したら、次は自社のサイトを具体的に点検してみましょう。専門知識がなくても確認できる項目を中心に紹介します。「自分が初めての訪問者になったつもり」で、普段使っていない目線に切り替えて見ることがコツです。

表示速度と第一印象を確認する

訪問者はページを開いた最初の数秒で、そのサイトを見続けるかどうかを判断します。まずは自社サイトを、実際のスマートフォンで開いてみてください。できれば会社のWi-Fiではなく外出先の回線で試すと、お客様が体験している本当の速さが分かります。

・表示までに待たされる感覚はないか
・最初の画面で、何の会社・店かがすぐ分かるか
・一番見てほしい情報や行動が、目立つ位置にあるか

特に表示速度は重要です。たとえば一眼レフで撮ったままの高画質写真を何枚も貼っていると、それだけで表示が数秒遅れることもあります。適切なサイズに圧縮するだけで体感速度が大きく改善する場合も多く、速度は改善の余地が大きく、成果への影響も出やすいポイントです。第一印象は一度きりで、遅い読み込みは中身を見てもらう前に訪問者を失う、もっとももったいない離脱要因です。

問い合わせまでの流れを自分で体験する

サイトの使いやすさを確かめる最も確実な方法は、自分自身が訪問者になったつもりで、問い合わせまでの一連の流れを実際に試してみることです。

トップページから始めて、サービス内容を確認し、問い合わせフォームを開いて、実際に入力してみる。この過程で「少し迷った」「面倒だと感じた」箇所こそ、訪問者が離脱している場所である可能性が高いのです。慣れた自分でも一瞬手が止まる場所は、初めての訪問者が確実につまずく場所と考えてよいでしょう。

とりわけフォームは離脱が起きやすい場面です。入力項目が多すぎないか、必須項目が分かりやすいか、送信ボタンが見つけやすいか。項目を一つ減らすだけで問い合わせ数が変わることもあります。「本当にその情報は最初の問い合わせ時点で必要か」を一項目ずつ問い直し、後からでも聞ける内容は思い切って削るのが有効です。エラー時に何を直せばよいか示されているか、といった細部も離脱を左右します。

文章とデザインの読みやすさを整える

どんなに良い内容でも、読みにくければ伝わりません。以下の観点で、自社サイトの読みやすさを見直してみましょう。

文字の大きさと色 ― 背景とのコントラストが十分で読めるか
余白と行間 ― 文章や要素が窮屈に詰まっていないか
見出しの活用 ― 長い文章が見出しで区切られているか
専門用語 ― 訪問者に伝わる言葉で説明しているか

デザインの美しさは、装飾を増やすことではなく、情報を整理し、余白を活かすことで生まれます。たとえば薄いグレーの文字を白背景に置くと、作り手にはおしゃれに見えても、明るい屋外のスマートフォンではほとんど読めません。読みやすさは好みの問題ではなく、幅広いお客様に確実に届けるための実務、と位置づけて判断することが大切です。

更新のしやすさも「使いやすさ」の一部と考える

見落とされがちですが、運営者にとっての「更新のしやすさ」も、長い目で見れば訪問者のUXを支えます。営業時間の変更やお知らせの追加が手間だと、情報はどんどん古くなり、「臨時休業を知らずに来店してしまった」といったトラブルにつながります。自社で無理なく更新できる仕組みか、担当者が変わっても運用を続けられるか、という視点も点検してみましょう。

UI・UX改善でよくある失敗と注意点

最後に、改善に取り組む際に陥りがちな失敗を挙げておきます。良かれと思った工夫が、かえって使いにくさを招くこともあるため注意が必要です。

見た目の派手さを優先してしまう

アニメーションや凝った演出、個性的なデザインは、一見すると魅力的に映ります。しかし、それらが情報の理解や操作の妨げになっては本末転倒です。

演出はあくまで、伝えたい内容を引き立てるための手段です。動きが多すぎて目が疲れる、読み込みが遅くなる、肝心のボタンが埋もれてしまう。こうした状態になっていないか、常に「訪問者の目的達成に役立っているか」という基準で判断しましょう。トップページを開くたびに長い演出が流れる作りは、初回は印象的でも、二度目以降の訪問者にはただの待ち時間です。「これを外したら訪問者は困るか」と自問し、困らないなら思い切って省く勇気も必要です。

作り手の都合で情報を並べてしまう

サイトを運営する側は、どうしても「伝えたいこと」を優先しがちです。しかし訪問者が求めているのは、自分の疑問や不安を解消してくれる情報です。この二つがずれると、情報は豊富なのに成果が出ないサイトになってしまいます。会社の歴史を冒頭で長く語るより、訪問者が今まさに知りたい「何をしてくれる会社か」「いくらか」「どう頼むか」を先に示す方が、結果として信頼につながります。

改善の際は、社内の視点だけで判断せず、可能であれば実際のお客様や、そのサイトを初めて見る第三者に触ってもらい、率直な感想を聞くことをおすすめします。身近な家族や知人に「このお店に問い合わせてみて」と頼み、その様子を横で黙って観察するだけでも、作り手が気づけない使いにくさが驚くほど見つかります。

一度に完璧を目指して手が止まってしまう

改善に前向きな人ほど、「どうせやるなら全部きれいに」と考え、大がかりな計画を立てた末に着手できず終わることがあります。しかし使いやすさの改善は、影響の大きい一点から始めても十分に効果が出ます。すべてを一度に変えようとすると、どの施策が効いたのかも分からなくなります。

まずはスマートフォンでの表示や問い合わせフォームなど、成果に直結しやすい箇所を一つ選び、変えてみて反応を見る。この小さな一歩の繰り返しが、結果的にもっとも早くサイトを育てます。完璧な計画より、今日直せる一つを見つける方が、はるかに成果に近いのです。

よくある質問

Q. UI・UXの改善は、サイトを全部作り直さないとできませんか

必ずしも全面リニューアルが必要とは限りません。文字の大きさやボタンの位置、問い合わせフォームの項目数など、部分的な調整だけでも使いやすさは改善できます。まずは表示速度やスマートフォン対応といった影響の大きい箇所から手をつけ、効果を見ながら段階的に進める方法が現実的です。全面的な作り直しは、部分改善で伸びしろが見えてきた段階で検討しても遅くありません。

Q. デザインが良ければUXも良いと考えてよいですか

見た目の美しさとUXは、重なる部分はありますが同じものではありません。美しいデザインでも、情報が探しにくかったり操作が分かりにくかったりすれば、UXは低いのです。逆に、装飾は控えめでも迷わず目的を達成できるサイトは、優れたUXを持っています。デザインは「使いやすさを支えるための手段」と位置づけて考えることが大切です。見た目の評価は主観に左右されやすいので、最終的には問い合わせや来店が増えたかで判断するのが確実です。

Q. 改善の効果は、どうやって確認すればよいですか

問い合わせ件数や電話の数といった、最終的な成果の変化を追うのが基本です。あわせて、アクセス解析ツールを使えば、どのページで離脱が多いかといった訪問者の動きを把握できます。数字だけでなく、実際にお客様から「見やすくなった」といった声が届くことも、改善が実を結んだサインです。変更の前後で比べられるよう、手をつける前の状態を記録しておくと、効果を正しく見極められます。

Q. スマートフォン対応は具体的に何から始めればよいですか

まずは自社サイトを自分のスマートフォンで開き、文字が無理なく読めるか、ボタンを指で押しやすいか、横スクロールが出ていないかを確認してください。この三点は専門知識がなくてもすぐ気づけて、成果への影響も大きい部分です。次に、問い合わせボタンや電話番号が届きやすい位置にあるかを見直します。写真の容量を抑えて表示を軽くすることも、スマートフォンでは特に効果的です。

Q. 自社での改善が難しい場合はどうすればよいですか

社内で判断がつかない、何から手をつければよいか分からないという場合は、ホームページ制作の専門会社に相談するのが近道です。第三者の視点で課題を洗い出し、優先順位をつけて改善を提案してもらえます。その際は、デザインの見栄えだけでなく、成果や使いやすさを重視して提案してくれる会社を選ぶと安心です。相談前に「どのページで問い合わせが止まっている気がするか」をメモしておくと、より具体的な提案を受けやすくなります。

まとめ

ホームページの成果を左右するのは、見た目の華やかさではなく、訪問者が迷わず目的を達成できる「使いやすさ」です。改めて要点を整理します。

UI・UXとは、訪問者の体験全体を設計する考え方であり、使いにくさは静かな機会損失につながる
・成果を生む設計は「誰が何のために訪れるか」から始まり、迷わせない導線とスマートフォン優先の発想が鍵になる
・自社サイトは、表示速度・問い合わせまでの流れ・読みやすさの観点から実際に体験して点検できる
・見た目の派手さや作り手都合の情報配置、そして一度に完璧を目指す姿勢は、かえって前進を妨げるため注意が必要

使いやすさの改善は、一度に完璧を目指す必要はありません。影響の大きい箇所から少しずつ整えることで、サイトは着実に成果を生む力を取り戻します。今日、自社サイトをスマートフォンで開いて問い合わせまで試してみる。その小さな一歩が、確かな変化の始まりになります。

私たちTOMOEデザインは、大垣・岐阜を中心に、見た目の美しさだけでなく「成果につながる使いやすさ」を大切にしたホームページ制作をお手伝いしています。今のサイトの使いにくさが気になる方も、これから制作を検討される方も、まずはお気軽にご相談ください。訪問者の目線に立った改善をご提案いたします。