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2026/08/29
ホームページ制作のブランディングで競合とデザインを差別化する方法とは?

競合とサイトが似てしまって埋もれる…デザインで差別化する具体策
デザインの差別化は、奇抜さではなく「ずらし方」で決まります。
方法は3つ。
競合を10社並べて共通点を書き出し、色・写真・言葉のどれか1つを意図的にずらし、自社にしか撮れない写真で固有性を出す。
この手順なら、業界の信頼感を保ったまま埋もれない見た目を作れます。
やみくもに個性を足すと、信頼まで一緒に崩れます。
同業他社のサイトを見比べていて、ふと手が止まる。
「これ、ロゴを差し替えたらうちのサイトと区別つかないな」
「かといって、変に目立って軽く見られるのも怖い」
「差別化って、具体的に何をどう変えればいいんだ?」
そんな堂々巡りになるのは、差別化と業界らしさが正反対の要求に見えて、両立の手順が知られていないからです。
この記事を読むと、同業サイトが似てしまう構造的な理由と、信頼感を守りながら差をつける3つの軸、実際の進め方が分かり、自社サイトのどこをずらすべきか判断できるようになります。
【この記事のポイント】
- 同業サイトが似るのは参考にする対象が同じだから。構造的に起きる現象
- 差別化は奇抜さではなく、色・写真・言葉の3軸のうち1つをずらすこと
- 最強の差別化は自社にしか撮れない写真。テンプレートでも真似できない
この記事の結論
- 一言で言うと、差別化とは競合の共通点を知った上で1か所だけ外すこと
- 最も重要なのは、業界の型を7割守り、3割で独自性を出すバランス
- 失敗しないためには、競合10社の共通点を書き出してから変える場所を決めること
- 全部を変える差別化は、業種が伝わらなくなるので逆効果
同業他社とサイトが似てしまう構造的な理由と差別化の考え方
まず、なぜ似るのかを知っておきましょう。
原因が構造的なものだと分かれば、対策も具体的になります。
似るのは当然|参考にする対象が同じだから
サイトを作るとき、多くの会社は同業の上位サイトを参考にします。
制作会社も業界の定番構成を踏まえて提案します。
その結果、同じお手本から作られたサイトが市場に並ぶことになります。
似ること自体は、実は悪ではありません。
業界の型には「この業種はこう見えるはず」という訪問者の期待が詰まっているからです。
工務店のサイトに施工事例があり、士業のサイトが紺色なのは、期待に応える合理的な型です。
問題は、型を100%なぞってしまうこと。
型は合格ラインを保証してくれますが、選ばれる理由までは作ってくれません。
総務省の通信利用動向調査ではスマートフォンからのネット利用が8割を超え、訪問者は移動中や隙間時間に複数のサイトを次々と見比べています。
数十秒で流し見される状況では、100%型通りのサイトは記憶に残りません。
「どこかで見た」で閉じられてしまいます。
差別化=奇抜ではない|7割の型と3割のずらし
差別化と聞くと、大胆なデザインを想像しがちです。
ですが、現場の感覚では逆です。
奇抜なデザインは目を引く代わりに、「この業種っぽくない」という違和感で信頼を削ります。
おすすめしているのは、7対3のバランスです。
構成や情報の並びは業界の型を7割守る。
その上で、色・写真・言葉のどれか1つを意図的にずらして3割の独自性を出す。
ケースによりますが、1つずらすだけで並べて見たときの印象は十分に変わります。
正直なところ、2つ以上を同時にずらすのは上級者向けです。
1つずらして反応を見る。
足りなければもう1つ。
この順番なら、信頼感を失う前に立ち止まれます。
ずらす場所は色・写真・言葉の3軸から選ぶ
具体的にずらせる場所は、大きく3軸です。
1つ目、色。
競合が全員青系なら、彩度を抑えた緑や深いえんじに寄せるだけで一覧上の見え方が変わります。
2つ目、写真。
建物や商品の物撮りが並ぶ業界なら、働く人の表情に寄せる。
これだけで温度感が変わります。
3つ目、言葉。
「高品質・低価格・安心」が並ぶ業界で、「納期から逆算します」のような具体的な言葉に変える。
抽象語の海では、具体語が一番目立ちます。
どの軸をずらすかは、競合の共通点次第です。
つまり、差別化の第一歩はデザイン作業ではなく、競合観察なのです。
観察なしのずらしは、当てずっぽうと変わりません。
デザイン差別化の具体策と可児市の制作現場の実例
考え方が整理できたら、実践です。
岐阜県大垣市のともえデザインが現場で踏んでいる手順と、実際の事例を紹介します。
実例1:紺色だらけの業界で「深緑」を選んだ可児市の税理士事務所
可児市の税理士事務所のお客様は、「他の事務所との違いが出せない」というご相談でした。
まず、商圏内の同業サイトを10件、一緒に並べて見ました。
共通点を書き出すと、紺色基調が8件、スーツの腕組み写真が7件、「安心・信頼」の文言が9件。
並べて初めて、「うちも全部当てはまってますね」と苦笑いされていました。
悪いサイトは1つもないのに、10件がまとめて1つの塊に見える。
これが横並びの怖さです。
現場でのやり取りは、こんな感じでした。
「思い切って赤とかオレンジにします?」
「いや、税理士で赤は数字的に縁起が悪い気がします。それに軽く見られたくない」
「では、落ち着きは保てる深緑はどうでしょう。10件の中に緑は1件もありませんでした」
「緑か。考えたこともなかったな」
配色は深緑と生成りに、写真は相談中の穏やかな表情に変更。
文言も「創業3年目までの経営者の右腕になる」という具体的な言葉に差し替えました。
公開後、「紹介以外の新規から『サイトの雰囲気が柔らかかったので』と言われた」とご報告いただきました。
奇抜な要素はゼロ。
それでも、並べれば一目で違いが分かるサイトになりました。
実例2:フリー素材をやめただけで変わった愛知県のカフェ
愛知県のカフェのお客様は、開業時にテンプレートで自作したサイトを使っていました。
デザイン自体は整っているのに、なぜか印象に残らない。
原因は写真でした。
使われていたのがすべて海外のフリー素材で、実際の店内と雰囲気が違っていたのです。
リニューアルでは、デザインの型はほぼ変えず、写真だけを総入れ替えしました。
常連さんがいる時間帯の店内、湯気の立つ実際のメニュー、店主の仕込みの手元。
撮影に半日かけただけの、地味な変更です。
店主は「レイアウトも変えなくて本当にいいの?」と最後まで半信半疑でした。
ところが公開後、「サイトを見て『あの窓際の席に座りたくて』と来た方がいた」と店主から連絡がありました。
フリー素材の窓際席には、誰も座りに来ません。
実は、写真こそ最強の差別化要素です。
色や言葉は競合も後から真似できますが、自社の空間と人だけは、どこにも真似できないからです。
明日から動ける差別化の4ステップ
現場で使っている手順は、次の4ステップです。
ステップ1、競合10社のサイトを一覧にして共通点を書き出す。
色・写真の種類・キャッチコピーの3項目で表にします。
所要は2時間ほど。
ステップ2、共通点の中で「訪問者の期待」と「ただの横並び」を仕分ける。
施工事例の掲載は期待、全員が同じ青は横並びです。
この仕分けを飛ばすと、期待まで壊す危険な変更をしがちです。
ステップ3、横並び項目から、ずらす軸を1つ選ぶ。
選ぶ基準は、自社の強みと矛盾しないことです。
ステップ4、自社にしか撮れない写真を用意する。
費用感としては、一般的な相場でプロカメラマンの半日撮影が数万円程度から。
デザイン全体のリニューアルに比べれば小さな投資で、差別化効果は長く残ります。
迷ったら、まず写真から。
これが現場からの正直な提案です。
よくある質問
Q1.差別化のためにデザインをどこまで変えるべきですか?
A1.色・写真・言葉の3軸のうち1つが目安です。
業界の型は7割残し、3割の独自性で差をつけるバランスが信頼感と両立できます。
Q2.競合調査は何社くらい見ればいいですか?
A2.商圏内の同業10社が目安です。
5社以下だと共通点の判断がぶれ、20社を超えると時間対効果が落ちます。
表にまとめるのがコツです。
Q3.奇抜なデザインで一気に目立つのはだめですか?
A3.業種への信頼が前提の商材ではおすすめしません。
目立つことと選ばれることは別で、違和感は問い合わせの手前で離脱を生みます。
Q4.テンプレートを使うと差別化は無理ですか?
A4.可能です。
テンプレートでも写真と言葉は自社独自にできます。
特にオリジナル写真への差し替えは、レイアウトが同じでも印象を大きく変えます。
Q5.差別化の効果はどうやって確認すればいいですか?
A5.競合と自社のサイトを並べたスクリーンショットで第三者に「どれが記憶に残るか」を聞くのが手軽です。
公開後は問い合わせ時の「サイトを見た理由」も記録してください。
Q6.後から競合に真似されたらどうすればいいですか?
A6.色や言葉は真似される前提で考えます。
だからこそ、真似できない自社の写真と実例の蓄積を差別化の中心に置くのが長期的に有利です。
Q7.差別化を意識したリニューアルの費用はどれくらいですか?
A7.一般的な相場では、写真差し替えと部分改修なら十数万円程度から、全面リニューアルは数十万円規模が目安です。
ずらす範囲を絞るほど費用は抑えられます。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- 同業サイトが似るのは構造的な現象。型を7割守り3割ずらすのが基本
- ずらす軸は色・写真・言葉の3つから1つ。競合10社の共通点調査が出発点
- 最強の差別化は自社にしか撮れない写真。真似されない資産になる
差別化は、センスの勝負ではなく観察の勝負です。
まずは同業10社のサイトを開いて、共通点を3項目の表に書き出すところから始めてみてください。
表が埋まる頃には、ずらすべき場所が自然と見えてきます。
「うちはどの軸をずらすべき?」と迷ったら、ともえデザインの無料相談で競合との並び方を一緒に眺めてみるのも一つの手です。
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